南山林道入口の湧水

[ 湧水 ] 南山林道の入口付近にある水道水源の湧水。

詳細

半原越えの道「南山林道」。この「南山林道」の入口付近にある湧水。

水量豊富な湧水で、コンクリート管から流れ出ています。林道入口の湧水というと採水場を想像してしまいますが、そういう設備はありません。

この水は「愛川町上水道細野配水場」に関係する設備でしょう。上流から集めてきた表流水を地中のコンクリート管で引水し、配水場がオーバーフローしそうになった時に、ここから余水を流す構造になっているのであろうと推測されます。

従ってこの推測が正しければ、この水はいくつもの表流水を集め引水された湧水であるということになります。

愛川町は水の豊かな町です。特にこのあたりは国道を通っていても起伏の織り成す景観は素晴らしく、それが水が豊かだということを物語っています。

平塚から高尾や飯能に向かう際はこの国道のひとつ下の道が抜け道なので、まれに半原経由の道を散策したりしていたのですが、この水は知りませんでした。しかし散策の際に知り合った方のお宅の井戸水を何回かいただいたことがありました。
湧水が豊かな場所では湧水枯渇防止のため井戸を掘ることを禁じている場所がありますが、半原はそんな決め事が不要なほど水が豊かだということでしょうか。

開発が進んでおらず住民が少ないのがその理由であるとすれば、なんとも皮肉なことです。